心根  前編★★★★★【大阪】

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街中から外れた集落の一軒、古き良き雰囲気が心地よい古民家。
晴天とまではいかない日ですが抜群のロケーションでした。
記念日、特別な日にピッタリのお店。
春の食材と花が色づくこの時期を狙ってたので1年待ちました。
中に入ると広々した空間で
非常に素敵でほのかに薫るお香や炭の香りに癒されます。
ウェルカムドリンクで桜茶を頂きほっこり。
店主の片山さんからのお手紙を読み
一杯目は
●自家製の文旦ソーダ
お料理スタートです。
●ほたるいかの和え麺
麺は和食では珍しくカッペリーニ
蕗の薹との苦味、独活の食感は抜群。
独活は浪速の伝統野菜 茨木産 江戸時代の製法で栽培された三島独活でした
身がパンパンに膨れ上がって旨味が詰まった旬のほたるいか。
八寸 春爛漫といった印象
どれも丁寧に処理、仕込みをされており
片山さんが前で仕上げてくれます。
春にしか食べられない食材が盛り沢山です。
また魯山人のお椀が素敵です。

●煮物椀
藪萱草(やぶかんぞう) ホワイトアスパラ 蛤 胡麻豆腐
蛤のお出汁が深味があります、アスパラがみずみずしくて甘かった。
山草の藪萱草ははじめて口にしました。
胡麻豆腐の口当たりが最高でした。
●山の造り
花籠の絵付けに活けるように盛り付けされていて美しかった。
山の湧き水で泳がし泥もはかして臭みは一切ない鯉
鯉を昆布締めし塩と山葵で和えた物と野草を混ぜて食べました。

苦味や酸味など複雑で面白い味、野草も豊富で食べたことの無い物が多く楽しめました。
これだけの食材が入ってました↓↓
種付け花 からし菜の種でクレソンの原種
カラスノエンドウ、日本タンポポ、すみれ
紅菜苔(こうさいたい)菜の花の仲間
酸葉(すいば)の穂先、ナズナ(ペンペン草)
鯉の鱗を揚げた物、二ゴロブナの卵
辛味大根鬼おろし、醤油麹、いくら

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心根 前編

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